皆さんいかがお過ごしでしょうか
北海道とは思えない暑さがようやく過ぎ去り、爽やかな季節が戻ってきました。
気づけば、北海道サッカー協会(HKFA)の今年度事業も折り返し地点を迎えようとしています。
当協会では、キッズからシニア、審判、技術と年間300を越える事業を主催していますが、
これらは各地区サッカー協会、各連盟、各種委員会、そして多くのボランティアの皆さんのご協力なしには成り立ちません。
この場をお借りして、改めて心より感謝申し上げます。
先日、ボランティア活動について議論する機会がありました。
その中で改めて考えさせられたのは、「ボランティアとは何か」という根本的な問いでした。
本来、ボランティアとは「自発的な意思に基づく社会貢献」であり、公益財団法人である当協会にとって、
公益性の高い事業を安定的に運営するために不可欠な存在です。
私たちは、そのご協力に日々支えられています。
しかし近年、人手不足の影響もあり、ボランティアの方々に大きな負担を強いてしまっている状況があります。
その結果、本来の「やりたい」という気持ちが、「やらなければならない」という負担に変わってしまうことがあります。
こうした現状に向き合い、ボランティアの皆さんが意欲を持って活動を続けられる環境を整えるためには、
活動への理解を深め、参加者を増やすことが重要です。
そのためにも、私たち協会、各地区協会、連盟が、ボランティアの皆さんとの関わり方を見つめ直す必要があります。
私たちは、ボランティアの皆さんへの感謝の気持ちをきちんと伝えられているでしょうか。
「手伝ってもらって当たり前」という意識になってはいないでしょうか。
常に自問自答しながら、謙虚な姿勢を忘れずにいたいと思います。
以下の写真は、私が参加した大会でのボランティアの皆さんとの一コマです。
•写真①:岩内町で長年開催されているU-10大会。地域に根ざした温かい雰囲気が印象的でした。
•写真②:室蘭で行われたビーチサッカー大会。競技人口が少ない中、選手と役員が一体となって運営しました。
•写真③:帯広で開催されたU-12ロバパンカップ。
チーム数が多く、4面同時進行という大規模な大会でしたが、
ボランティアの皆さんの素晴らしい協力体制のおかげで見事に成功しました。
•写真④:大和ハウス プレミストドームでのユニクロサッカーキッズ。
U-6キッズが心待ちにしているこの大会には、たくさんの方が参加し、
イベントが14面同時に進行しましたので、活気あふれる運営になりました。
このように、私たちの事業は常に多くのボランティアの皆さんのご協力の上に成り立っています。
写真に写っている方々は、そのほんの一部に過ぎません。
今後、北海道サッカー協会がさらに発展していくためには、
ボランティアの皆さんが活動に「やりがい」や「よろこび」を感じられるような
組織運営を行うことが、何よりも重要だと考えています。
皆さんのご理解とご協力に心から感謝申し上げるとともに、その思いに応える責任を胸に、協会運営に取り組んでまいります。